中国新聞


手作り子ども服 育児ママに好評
西城の女性がブランド「Bon Voyage」


photo
子ども服作りに励む神本さん(左)と中平さん

 庄原市西城町の女性2人が、子ども服ブランド「Bon Voyage」を立ち上げた。市内のイベントなどで販売、子育てママに好評だ。今後、町内に出店する計画もある。(戸田剛就)

 ▽町内に出店の計画も

 子ども服を手作りしているのは、西城町大屋の一級建築士中平麻希さん(35)と社会福祉士神本久美さん(33)の二人。中平さんの自宅を仕事場に、本業の合間を利用してミシンを走らせている。

 中平さんは二〇〇三年、長女を出産。市内に子ども服店が少なく「店がないなら作ればいい」と趣味で作り始めた。保育所のママ友達から注文が入るようになったため、服作り仲間の神本さんを誘い昨年十月に、ブランドを立ち上げた。

 ワンピースやTシャツ、帽子などを既製の型紙を使って、百種類以上の生地から製作。セミオーダーにも対応する。肌触りにこだわり価格が千―六千円と手ごろなのも魅力だ。

 市内では主に子どもまつりなどのイベントで販売。東広島市黒瀬町の服飾店「ルイボヌール ハッピーワールド」に卸している。

 「心を込めて作った服を着てもらえるのがうれしい」と二人。知人から町中心部の空き店舗を無償で貸すので出店してほしいという誘いもあり「服作りを教えながら、販売も手掛ける店を出したい」と意気込んでいる。Bon VoyageTel0824(82)3737。

(2009.5.1)


子育てのページTOPへ