中国新聞


新設校名は「中央中」
東広島市議会提案へ
500人 15クラスを計画


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 東広島市は、西条町下見で2011年4月開校予定の中学校の名称を「中央中」に決めた。生徒増で手狭になっている西条中(西条町寺家)からの分離新設校。7日開会の市議会定例会に、関連条例案を提案する。

 市はこれまで、仮称を「西条第二中」としてきた。新設中の名称は学区内の保護者や教育委員に諮って決めた。全市域の中央部に位置し、「市の教育をリードする学校になってほしい」(市教委)との期待も込めた。

 西条中の南西約1・5キロで、敷地は私有農地だった約3・5ヘクタール。鉄筋3階、延べ6400平方メートルの校舎や体育館を設け、校庭は約2ヘクタールとする。敷地の造成中で、総事業費は約44億円を見込む。

 生徒数は約500人で、3学年計15クラスとする計画だ。通学区域は、三ツ城小学校区の全域と、寺西小学校区のうち国道486号より南とする。

 中学校新設は、市中央部のマンション建設などで急増する生徒の分散を図るのが目的。西条中は現在791人を抱え、六つの仮設校舎でしのいでいる。市教委は近い将来、1200人に達すると推計し、07年度に中学新設基本構想を策定した。

 市教委教育総務課は「西条中といい意味で競い合いながら、子どもたちの才能を伸ばしたい」としている。 (下久保聖司)

(2009.9.5)


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