中国新聞


交流センター11月開設
講座やイベント多彩 広島県府中町


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建設工事がほぼ完了した府中南交流センター

 広島県府中町は11月、町南部の住民交流拠点として、複合施設「府中南交流センター」(鹿籠(こごもり))をオープンする。町役場出張所と児童センター、老人集会所を備え、子どもからお年寄りまで幅広い世代が集い、活動する場とする。

 センターは鉄筋2階建て延べ1435平方メートル。1階に町の鹿籠出張所と老人集会所が移転、入居する。2階には多目的室や図書室、防音スタジオなどのある児童センターを新たに設ける。

 昨年9月に着工。建物の建設工事はほぼ完了し、10月下旬の完成を予定する。総事業費は約4億2千万円。

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 町内初となる児童センターは、指定管理者となったNPO法人「ワーカーズコープ」(東京)が運営する。町から年間約1700万円の指定管理料を受け、幼児への絵本の読み聞かせ▽中高生を対象にしたボランティア体験▽子育てサポーター養成講座―など10種類の講座やイベントを開く。近く、町広報紙などで参加者の募集を始める。

 町福祉課は「複合施設の機能を生かし、子どもから高齢者まで幅広い世代が参加できる交流イベントや講座を企画したい」としている。

 南交流センターに続き、町は2014年度に北部の拠点となる総合福祉センター(仮称)の開設を計画。町の南北2カ所に複合施設を設け、老朽化が進む公民館など既存施設の機能集約を進める予定でいる。(榎本直樹)

(2009.9.17)


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