中国新聞


全国学力テスト
平均上回る小中増加
山口県教委公表 「底上げが進む」


 全国学力テストの結果を受け、山口県教委は18日、県内20市町と小、中学校の平均正答率を公表した。全国平均を上回った小学校は132校で昨年度に比べて36校増、中学校は99校で4校増えた。県教委は小学校は全体的に底上げが進み、中学校ではさらにレベルが上がったとみている。

 市町別では、小学校が全国平均を上回ったのは3市町で、昨年度に比べ1減だった。下回ったものの差が1ポイント以下の市町が6市町と昨年度に比べ5増となった。中学校が全国平均を超えたのは15市町で2増だった。

 学校単位では、全国平均を上回った小学校は全体の41%に当たる132校、中学校は63%の99校。ただ小学校全体の平均は3年連続で全国平均を下回る状況が続いている。

 義務教育課の中馬(ちゅうまん)好行課長は「市町教委や学校と課題を共有し、少人数学級化や学習の支援員の拡充などに取り組みたい」と話している。(山本祐司)

(2009.9.19)

【関連記事】
中3学力テスト、全科目全国下回る 広島市教委結果公表 (2009.9.17)
学力テ、学校別結果開示 鳥取県教委が全国初 (2009.9.8)



子育てのページTOPへ