中国新聞


分娩手当 独自に補助
広島県海田町、医療機関負担分カバー


 広島県海田町は、産科医師に分娩(ぶんべん)手当を支給する町内の医療機関に対し、独自の補助を始める。

 国の産科医等確保支援事業に基づいて実施する。同事業では、分娩1回当たり1万円の手当を産科医に支給する。このうち国と県が計5千円、市町村と医療機関が残る5千円を負担する。海田町は、医療機関の負担分を全額カバーし、手当の2分の1を補助する。

 4月にさかのぼり、来年3月末までを対象とする。町内の産科医療機関は2カ所あり、本年度は計670回の分娩を想定。総額670万円のうち町は335万円を負担する見通し。

 県医療政策課によると、県内では12市町が産科医等確保支援事業を実施する見通し。医療機関分を全額補助する市町は海田町だけという。(榎本直樹)

(2009.9.27)


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