中国新聞


求む子育てサポーター
東広島のセンター 来月研修会
核家族に加え働く主婦増加


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 子育てへの援助を求める保護者に支援者を仲介する東広島市のファミリー・サポート・センターの事業で、支援する側の提供会員が不足している。核家族化に加え、不況で働く主婦が増えて需要が急増。センターは提供会員を募り、4月21日から3日間、西条西本町のサンスクエア東広島で研修会を開く。

 支援を求める依頼会員が2月末現在189人の一方で、提供会員は60人と約3分の1。依頼と提供を兼ねる70人の両方会員を合わせても提供するのは130人にとどまる。依頼会員は昨年度末に比べて68人増えたが、提供会員の増加は22人と伸び悩む。

 提供会員の活動件数は1557件と昨年度に比べて約3割増。保育所や幼稚園、学童保育の送迎、帰宅後の預かりが871件と半数以上を占める。1人で5人の依頼会員を担当する提供会員もいる。

 事業は、0歳児から小学6年生の世話を望む親と援助する20歳以上の市民が登録。依頼会員は提供会員に1時間600〜700円程度の報酬を支払う。センターは「このままでは依頼会員への対応が厳しくなる」とし研修会への参加を呼び掛けている。希望者は4月10日までに申し込む。センターTel082(493)6072。(境信重)

(2010.3.25)


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