中国新聞


本読んで「日本縦断」 1冊ごとに白地図に記録
児童向け読書マラソン開始
周防大島の橘図書館


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カウンターで読書マラソンの説明を聞く小学生

 子ども読書の日の23日、周防大島町の橘図書館で読んだ冊数に応じて都道府県地図を塗りつぶして日本縦断する「読書マラソン」が始まった。同館のオリジナルアイデア。読んだ本が多い子どもは10月の図書館まつりで表彰する。

 カードはB5判。47都道府県の白地図が描かれ、北海道から塗りつぶしていく。48〜50冊目は旗のイラストを塗り、ゴールとなる。裏面には読み終えた本の題名を記す表を付けた。発案した図書館職員の神田里佳さん(42)は「地理的な興味を刺激しながら、本の楽しさを知るきっかけになれば」と願っている。    

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日本地図を塗っていく読書マラソンカード

 対象は橘地区の安下庄、島中、浮島小の児童。一般の参加も受け付ける。期間は9月25日まで。

 この日は早速、安下庄小4年生21人が訪れ、カードを手に思い思いの本を借りていた。週に15冊は読むという川部理瑚さん(9)は「どんどん読んで、早く地図を埋めたい」と笑顔だった。(大村隆)  

(2010.4.24)


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