中国新聞


廿日市の友和小校区
地域の力で児童育成
学校支援本部が発足


photo
友和市民センターで5月28日にあった友和小学校区の学校支援地域本部発会式

 廿日市市の友和小学校区に、地域ぐるみで学校をサポートする学校支援地域本部が発足した。低学年の授業での助言や、登下校時の見守り活動などを進めていく。

 コミュニティ推進協議会やPTAなど14団体の役員でつくる地域教育協議会と、元中学校長たち地域コーディネーター、住民による支援ボランティアで構成。学校側と協議して支援策を決めていく。

 4月から1、2年生の図工と3年生の書写の授業で、毎回5人程度の住民が児童へのアドバイスを始めている。今後、総合学習での竹炭作り体験などで講師役も務める。

 住民と児童の交流の場として、空き教室を使った「ふれあいルーム」も設置。既に取り組んでいる見守り活動も本部事業として続ける。地域教育協議会の上垣僚(つかさ)会長(77)は「地域で力を合わせ、子どもの育成に貢献したい」と話している。

 市内では、昨年10月に大野中学校区で地域本部が発足しており、友和小学校区は2カ所目。(村上和生)

(2010.6.1)


子育てのページTOPへ