中国新聞


周南市が「赤ちゃんの駅」
9月から授乳・おむつ替えスペース
マーク6案 投票受け付け


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赤ちゃんの駅のシンボルマーク候補の6案

 周南市は、授乳やおむつ替えが気軽にできる市立施設を9月から「赤ちゃんの駅」としてPRする。民間施設や国、県の出先機関の認定も目指す。幼い子どもを育てる保護者が外出しやすい環境を整える。シンボルマークを決めるため、6案の人気投票も受け付けている。

 市こども家庭課によると、最初に赤ちゃんの駅とするのは31カ所の予定。このうち市役所こども家庭相談室や徳山動物園、ゆめプラザ熊毛など9カ所では授乳とおむつ替えができる。新南陽、鹿野の両総合支所や市美術博物館など22カ所はおむつ替えだけができる。

 市の2008年のアンケートでは、未就学児の保護者約千人のうち、36・1%はおむつ替えの場所、25・7%は授乳場所がそれぞれ不足としていると回答した。

 市は昨年12月の市議会一般質問で赤ちゃんの駅の整備を求められたことも受け、導入を決定。市立施設約100カ所を担当職員が調べて31カ所を内定した。

 同課はシンボルマーク候補の6案を公表。「赤ちゃんの駅を増やしていきたい。マークは駅の目印に使う」としている。乳幼児と保護者が利用する子育て交流センターぞうさんの家(築港町)やこども家庭課窓口など8カ所に、30日まで投票箱を置いている。(山瀬隆弘)

(2010.6.19)


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