|
廿日市市７０人超す保育環境改善
廿日市市は本年度、放課後に児童の保育をする市内の「留守家庭児童会」のうち、登録児童が７０人を超える３校区で、１クラスを２クラス体制にする。教室が手狭な上、職員の目が届きにくいため。新設や改修により、校内に教室を確保する。 ４月末現在で７３人が登録する四季が丘小では、校舎内にある空きスペースを仕切って教室１室を確保。夏休みからの運営を予定。９６人が利用する廿日市小は、校庭にプレハブの教室を建て、年内に利用を始める。 阿品台西小は空き教室を使い、４月から２クラスでの運営を始めている。 留守家庭児童会は小学校低学年が対象。放課後に市の嘱託職員と宿題や遊びをする。市直営の１６校区では、２００５年度に登録児童が８２６人だったのに対し、今年４月末では１０１０人に増えた。昨年度、宮内、佐方小がすでに２クラスに移行しており、直営１６校区のうち計５校区が２クラス体制になる。 市児童課は登録児童の増加について、共働きの家庭が増えたためとみる。「子どもが不自由なく過ごせる環境を整備する」としている。 （村上和生） (2010.7.1)
【関連記事】 |
