中国新聞


官民運営、呉の子育てサイト人気
3年連続アクセス30万人突破


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 ▽母親の「生の声」を反映

 呉市の子育て情報サイト「くれ子育てねっと」が、育児中の母親たちの定番サイトとなっている。2007〜09年度は、いずれもサイト訪問者が30万人を突破。母親たち自身が取材して記事を書くスタイルが、同じ子育てママたちのニーズを的確にとらえている。

 サイトは05年4月開設で、市内の子育て支援サークル「くれパステル」と市が共同で運営する。09年度の訪問者は1日平均947人で、開設時の約6倍。今年2月には訪問者100万人を突破した。

 母親たちが作るくれパステルのページは子ども同伴で気軽に入れる飲食店の情報などを満載。2カ月に1回は特集も組み、6、7月は家庭での子どもの歯磨きの仕方を載せている。

 記事はいずれも母親たちの「生の声」を反映し、アクセス数が多いのは産後の体操の仕方や女児の髪の切り方などという。川本真紀代表(34)は「自分たちが行ってよかった店、必要だと感じた情報を載せている」と話す。

 今後は地域に密着する商店街の取材なども進める。産休などで取材者が少なくなるのが悩みで、川本代表は「子育て情報に興味がある人は気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。アドレスはhttp://www.kure‐kosodate.com/(加田智之)

(2010.7.2)

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