中国新聞


放課後に障害児サロン
廿日市の佐伯地域保護者ら運営 共働き家庭支援


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住民や介護施設の職員に見守られながら放課後サロンで過ごす児童

 廿日市市佐伯地域の障害児の保護者が「さいき障がい児と親のつどい『みかん』」を結成した。共働き家庭の障害児を預かる放課後サロンを運営するほか、保護者同士の相談の場も設ける。

 津田小、友和小と廿日市特別支援学校に通う3〜5年生6人の親が中心となってつくった。サロンは毎週木曜日に3時間、津田の集会所「花かご」で開き、ボランティアや介護事業所の職員が子どもの勉強や遊びを見守る。月1回、保護者が集まり、悩み相談や意見交換をする。

 市が放課後に児童を預かる留守家庭児童会は、小学校3年生以下しか登録できない。子どもが1人で留守番することに不安を抱いた共働きの保護者が設立を呼び掛けた。

 島谷美沙代表(31)は「会員以外の子どもや住民も気軽にサロンに来てほしい。子どもの社会性を養う場にしたい」と話している。(村上和生)

(2010.7.3)


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