中国新聞


子育て支援へ 交流ひろば
西区地域福祉センターで開設


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西区の地域福祉センターに開設された「にしくニコニコひろば」

 ▽常駐専門員が相談対応

 広島市西区福島町の区地域福祉センターに8日、子育て中の市民が自由に使える「にしくニコニコひろば」がオープンした。専門のスタッフが見守り、親子同士の交流を後押しする。

 3階の約80平方メートルの部屋に、ボールが入ったビニールプールやブロックなどの遊具を備えた。保育士の資格を持つ支援専門員とボランティアが常駐し、育児相談に応じる。食事や健康の相談会も定期的に開き、管理栄養士や看護師、保健師が指導する。

 8日の開所イベントには約100組の親子が招かれ、ベビーマッサージや体操、手遊びを楽しんだ。4カ月の遙斗君と訪れた西区の主婦清水晃子さん(27)は「結婚を機に広島に来てまだ知り合いが少ない。交流の場があるのはうれしい」と喜んでいた。

 利用時間は、平日午前10時〜午後3時。同様の交流スペースは各区にあり、残る安芸区も11月オープン予定。

 西区保健福祉課の増木周子課長は「地域ぐるみで子育てを支援したい」と呼び掛けていた(小林可奈)。

(2010.7.9)


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