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向島に認定こども園
尾道市方針 13年春、3施設を統合


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認定こども園が新設される旧向島支所跡地

 尾道市は、同市向島町田尻に幼稚園と保育所の機能を併せ持つ認定こども園を新設する方針を固めた。向島中央幼稚園、歌島中央保育所、歌島西部保育所を統合し、2013年4月の開園を目指す。認定こども園は市内で3園目。

 計画では、向島中央幼稚園近くの旧向島支所跡地(約3500平方メートル)に建設する。0〜5歳の長時間利用児(月−土曜日の午前8時30分〜午後6時)と、3〜5歳の短時間利用児(月−金曜日の午前8時30分〜午後2時)を受け入れる。3歳児以上は長・短時間利用児の合同クラスを編成する。

 いずれも午後6〜7時の延長保育がある。長時間利用児は午前7時30分からの早出保育、短時間利用児は午後2〜6時の預かり保育もある。

 3施設の園児数は計168人(5月1日現在)で、10年前から約3割減少している。園舎はいずれも耐震基準が見直された1981年以前に建設され、老朽化が目立つこともあり、統合を決めた。

 統合後、向島中央小の校庭の一角にある向島中央幼稚園は解体。保育所2施設の跡地の利用法は決まっていない。

 市は8月25日に向島支所で学区長や民生委員、保護者を対象に説明会を開いた。10日から始まる市議会定例会に、設計調査費1500万円を盛り込んだ議案を提案する。総事業費は約5億円。(渡辺裕明)

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