中国新聞


広島県内7月末
高校卒68人、進路未定
県、企業回り強化


 広島県は、8日の県産業・雇用対策本部会議(本部長・湯崎英彦知事)で、就職先が決まらないまま今春、県内の高校を卒業した202人の進路調査結果を報告した。7月末時点で68人の進路が未決定だった。

 県と県教委が、出身校を通じて調べた。進路が決まっていない68人の中には、就職活動を続けている卒業生もいるという。

 一方で卒業後に進路が決まったのは134人。このうち、アルバイトなど一時的な仕事に就いた人が77人と最も多い。会社に正規雇用されたか内定を得たのは45人。このほか、予備校入校5人▽専門学校などへの進学4人▽職業訓練校への入校3人―となっている。

 県は10月から、求人開拓する非常勤職員を4人増の計14人にし、企業回りを強化する。進路が未決定の卒業生には出身校を通じて情報提供を続ける。県教委指導2課は「卒業後の継続的な支援に取り組んでいく」としている。(永山啓一)

(2010.9.9)


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