中国新聞


給食施設事業費5通り試算 光市


 光市は21日、老朽化した二つの学校給食センターの代替施設をめぐり、施設整備数に応じた5通りの事業費試算を市議会総務文教委員会に示した。施設を1カ所に集約する場合、最多の8カ所とするパターンより建設費は約7億8千万円抑えられる―としている。

 老朽化した2センターは現在、市内の小中全16校約4500人分の給食を調理している。試算では、施設を8カ所に配置する場合の建設費は20億7900万円。6カ所では同18億8900万円となった。この2パターンは原則として、いずれかの校内に施設を設けて近隣校をカバーする方式とした。

 他の3パターンは校外に施設を設けるセンター方式。3カ所なら建設費17億7千万円、2カ所なら同15億200万円、1カ所に集約した場合は同12億9800万円とした。用地取得と造成費は含んでいない。年間維持費も1カ所で9900万円、8カ所なら2億4600万円と施設数に応じて差が出る。

 代替施設の整備方針をめぐっては、市民や学校関係者らでつくる検討委員会が2月の中間報告で「センター方式が望ましい」とし、年内に最終報告をまとめる予定。(上木崇達)

(2010.9.22)


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