中国新聞


学校再編案 市民の声を
安芸高田市、募集スタート 具体案に反映へ


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 安芸高田市は小中学校を集約する規模適正化推進計画でパブリックコメントの募集を始めた。市内在住の人が対象。来月18日まで募る。寄せられた意見は12月半ばに市役所1階の情報開示コーナーと市のホームページ(HP)で公開する。

 市によると、市内の児童数は本年度の1475人が2015年度には1329人に減る見通し。中学生も776人が751人になるとみている。

 現在、市内13小学校のうち2校が複式学級だが、17年度までにはさらに5校が複式学級になる可能性があり、授業や集団スポーツなどの活動に支障が出る恐れがあるという。

 このため、市は11〜15年度の5カ年計画で、今の13小学校を7校に集約。中学校も小学校統合の実施状況を見ながら6校から2校へ統合を目指す。

 市は、年内にまとめる適正化計画の具体案に、市民から募ったパブリックコメントを反映させ、来年4月から6町で小学校統合の説明会に入る。

 市は、規模適正化推進計画の素案と学校規模適正化委員会の答申を、市役所、6町の市立図書館、各小中学校に置いていて、自由に閲覧できる。また市のHPにも載せている。

 推進本部事務局の市教委は「子どもへの質の高い教育サービスのあり方も含め、多くの意見を募りたい」としている。(椎木一郎)

(2010.10.21)


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