中国新聞


子どもの歌声 比和元気に
住民団体CD制作 校歌や博物館題材


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自主制作したCDと歌詞カードを持つ谷会長

 庄原市比和町の住民グループ「比和スローリズム21」が、地域を題材にした曲を子どもたちが歌ったCDを自主制作した。市比和自然科学博物館がテーマの新曲も収録している。子どもの歌声でまちを元気にし、地域の素晴らしさも再発見してもらう狙いで作った。

 タイトルは「比和まち小さな音楽隊」。2008年の統合を機に児童や地域住民で作詞した比和小の校歌や、比和中校歌など4曲を収録。うち3曲は町内の2歳から中学3年生までの98人が歌った。

 博物館を題材にした新曲「小さな自然博物館」は、町出身の奥田祐子さん(54)=府中町=が作詞し、奥田さん所属の音楽グループが歌った。「海の底 ショウバラクジラが泳いでた」などと館の特徴のクジラやモグラを詞に盛り込んでいる。

 スローリズム21の谷文人会長(54)は「地域では子どもが減り、声を聞く機会も減っている。町内のイベントなどで活用し、活性化につなげたい」と話す。300枚製作、千円。市比和文化会館で販売している。(梨本晶夫)

(2010.11.18)


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