中国新聞


尾道松江線開通後 まちのあり方研究
塩町中の3人、市に提言
三次古墳PRや道の駅整備


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尾道松江線開通後のまちのあり方を提言した、左から藤平君、伊達君、永岡さん

 三次市大田幸町の塩町中3年生3人が、中国横断自動車道尾道松江線開通による影響やまちづくりのあり方を個人研究でまとめた。地域活性化に向けたアイデアとして、市に提言した。

 3人は藤平卓也君(15)、永岡真帆さん(14)、伊達一輝君(15)。市土木課の担当者へのインタビューや統計資料の調査を通じてまとめた。

 市に及ぼす影響について3人は、交流人口の増加が期待できる半面、沿線地域は衰退の恐れもある、などと指摘。「また来たい」と思わせるまちづくりが必要としている。

 古墳が集中する古い歴史をPRしたり、豊かな自然や農村生活を体感できる道の駅を新たに整備したりするなど、三次らしさを観光に生かすアイデアを、同校を訪れた市職員に11月、披露した。

 3人は「道路ができるだけでは、地域はよくならない。時代に合わせて街も変わらないといけないと感じた」と話している。同校3年生は毎年、地域の課題や展望をテーマに個人研究をしている。(見田崇志)

(2010.12.5)


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