中国新聞


給食センター4月稼働
安芸高田市 小中校など全域カバー


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外観がほぼ完成した安芸高田市の給食センター

 安芸高田市が同市八千代町土師に建設中の市給食センターが2月末に完成する。4月に稼働予定で、市内の1幼稚園、10保育所、13小学校、6中学校の給食を一括して作り、各学校などへ配送する。全施設での給食が実現する。

 センターは、鉄骨2階建て延べ1927平方メートル。350リットル入る大釜6台、揚げ物と焼き物設備各1台など電気・ガス併用の厨房(ちゅうぼう)施設や、洗浄、配送のコンテナ収納設備などがある。市内の全ての保育所や小中学校など約3100食分を調理し、車両で配送する。  建物と、配膳などの備品、車両を含めた総事業費は約11億円。  同市では現在、学校で作っている甲田町の3小学校を除き、ほかの5町では町ごとの給食調理場で保育所や小中学校用の給食を調理している。  このうち中学校は、吉田、高宮など4町では牛乳だけ配られ、生徒は弁当を持参している。4月からは保育所から中学校まで完全給食となる。(椎木一郎)

(2011.1.7)


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