中国新聞


広島工大高が通信制を新設
普通科 通学を重視


 広島工大高(広島市西区)は4月、普通科の通信制課程を新設する。通信制ながら、通学を重視。カウンセラー1人を常勤させ、引きこもりや不登校を経験した生徒の社会復帰を支援する。

 広島工大沼田校舎(安佐南区)に通学する。週3日と、隔週土曜日の計2コースを設置。希望すれば毎日通学することもできる。英語や数学など主要5教科の授業に加え、コミュニケーション力の向上などを目的に、自然体験型のゲームを使ったプログラムもある。地域行事やボランティア活動への参加も盛り込む。

 男女共学。前後期の二学期制で、教員13人を配置する。対象は広島、山口両県在住者。定員240人。入学希望者、保護者との面接により選考する。同高は「単位取得だけを目的とせず、通学や社会参加を通じて不登校経験者らの自立をサポートしたい」としている。2月下旬に説明会を開く。同高Tel082(277)9205。(馬上稔子)

(2011.1.12)


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