中国新聞


給食の新拠点、食育に力
笠岡市教委 建設計画案
2014年春稼働目指す


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老朽化し、新施設建設が計画されている笠岡市学校給食センター

 笠岡市教委は17日、市議会総務文教委員会で、老朽化に伴う新しい市学校給食センターの建設計画案を説明した。新施設は同市八番町の中央小敷地内で現施設の東側を想定し、2014年4月稼働を目指している。

 市教委によると、現施設は1969年6月に完成し、現在は陸地部の全21小中学校に1日約4500食を供給している。昨年9月に学校給食センター建設委員会を設置し、同12月までに4度の協議で報告書をまとめ、浅野文生教育長に提出した。

 新施設は、計画案では鉄骨一部2階建て延べ約2300平方メートル。2階に見学通路や研修室を設け、児童たちの食育にも力を入れる。調理施設は床の乾燥を保つなどして衛生管理するドライシステムを導入し、アレルギー対応調理室も整える。

 管理や運営は直営業務の献立作成、食材選定などのほか、配送や清掃などは民間委託を検討。整備方法も民間資金を活用した社会資本整備(PFI)、リース方式を含めて研究していく。

 浅野教育長は「新施設を建設し、食に対する意識高揚も図りたい」などと説明した。(谷本和久)

(2011.1.18)


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