中国新聞


幼小中連携委を設置
笠岡市教委
新年度2中学に運営協議会


 笠岡市教委は5日、地域の実情に適した教育のあり方を考える幼小中連携教育推進委員会を2011年度に設置する方針を示した。同推進委でまとめた学校の統廃合も含む方向性を教育長が市教育審議会に諮問し、答申を得て連携を強める。

 土曜日のこの日開かれた市議会定例会の代表質問で浅野文生教育長が説明した。市教委は11年度以降「市の実態にあった連携教育の推進」を図る。市内10中学校区ごとに校長、幼稚園長、保育所長、教諭たちが具体案を考え、幼小中連携教育推進委でまとめる。

 地域との連携では、市内中心部にある笠岡東中、笠岡西中の2校をコミュニティースクールに指定。保護者や地域住民、学区内の小学校長も交えた学校運営協議会をつくり、改善点の提案などサポートをしていく。

 浅野教育長は「子どもの学びと育ちはつながっており、どのように能力を伸ばすかが課題。個別の事情に適した教育を進めていきたい」と話している。(谷本和久)

(2011.3.6)


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