中国新聞


育児支援施設3店舗に新設
広島県 既存3ヵ所が好評
子ども預かりや相談受け付け


 広島県は本年度、ショッピングセンター内で子どもの一時預かりや育児相談を受け付ける「子育てサポートステーション」を、新たに府中市など3市に設ける。昨秋、広島市など3カ所に開設したところ、好評なため増設を決めた。

 新設ステーションは、府中市のソシア▽三次市のサングリーン▽三原市のイオン三原店。うちソシアは7日にオープン。サングリーンは27日、イオン三原店は6月1日に開所する。運営は社会福祉法人や保育事業を手掛ける企業に委託する。

 サポートステーションは親子連れの買い物客たちが利用しやすいよう、ショッピングセンターの空きテナントなどを改装して設置。昨年10月、広島、福山、廿日市市の3カ所で始め、今年3月末までに計3万1747人が利用した。一時預かりは有料で、料金は店舗によって違い1時間当たり500〜900円。

 6カ所の事業費1億9800万円は全額、国の交付金を原資にした緊急雇用対策基金を充てる。事業は本年度限りの予定で、県こども家庭課は「民間主導で継続できるよう検討したい」としている。(和田木健史)

(2011.5.13)


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