中国新聞


省エネ型校舎に変身
国府小建て替え8月着工 府中市


   

photo
国府小新校舎の中庭のイメージ図。左側の建物の窓に「緑のカーテン」がある

 府中市は8月から、築46年で老朽化した国府小(高木町)の建て替え工事を始める。太陽光発電や「緑のカーテン」を採用する省エネ型の校舎になる。

 現校舎を使用しながら、敷地南側のグラウンドに鉄筋3階建てで延べ5150平方メートルの新校舎を建設する。扇形の南棟と、L字形の北棟とを中庭広場をはさんで配置する。

 南棟屋上に太陽光発電の設備を設ける。出力は20キロワット。1日6時間の点灯で、12教室分の照明をまかなえるという。教室の窓を覆い、室温上昇を抑える緑のカーテン用のネットも備える。160人収容の多目的ホールも備え、市教委が推進する小中一貫教育の共同授業などにも使う。

 災害時には避難所としても利用する。総事業費は約15億円。2012年秋にも南棟の使用を始め、現校舎の取り壊しも含めた工事は13年2月に終える予定。(大野達寛)

(2011.7.6)


子育てのページTOPへ