中国新聞


島根大、広島に拠点
10月、学生獲得や就職支援


   

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 島根大(松江市)は10月、広島市中区に「広島オフィス」(仮称)を開設する。少子化に伴う大学間競争が厳しさを増す中、学生獲得や就職支援の拠点とする。

 オフィスは、相生通りに面した「ごうぎん広島ビル」の4階に開く。当初は職員1人を常駐させ、2012年度から2人体制で運営する。

 広島都市圏の進学希望者を対象に、入試説明会を定期的に開くほか、広島県内の高校などを訪問し、大学案内や入試情報を提供する。

 同大の在学生は6月1日現在、5378人。うち広島県出身者は485人を占め、島根、鳥取両県に次ぐ。広島県内の企業への就職を希望する学生も多く、オフィスを拠点に就職先の開拓や求人情報の提供で学生の就職支援も進める。

 同大教育・学生支援部は「少子化で、学生の確保は喫緊の課題。きめ細かい情報発信で中四国地方最大の広島市をはじめ山陽地区から志願者を呼び込みたい」としている。(川上裕)

(2011.8.4)


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