中国新聞


保育所の存続、保護者が要望
三原市が説明会


   

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市の担当者(右奥)に存続への要望を伝える保護者

 三原市は12日夜、適正配置実施計画で廃止の対象になっている和田保育所(和田)の保護者向けの説明会を開いた。市は、2013年4月に和田など3保育所を統合して帝人三原事業所敷地(円一町)に新保育所を開所する方針をあらためて強調した。

 保護者約20人が出席した。市の担当者は、園舎が5年後に耐用年数を迎えることや現在の敷地が狭い点を指摘。「安全確保の上でも環境整備が必要」と理解を求めた。

 保護者からは「統合を急がず、意見を聞いてほしい」「小規模保育のほうが安心だ」などの声が出た。保護者会は存続を求める五藤康之市長宛ての要望書を提出した。

 計画をめぐり、9月に保護者が適正配置実施計画の見直しを求める請願を市議会に提出。9月定例会で反対多数で不採択になっている。

(2011.10.14)


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