中国新聞


南小体育館と市民用武道の一体建設案
三原市の帝人敷地の整備計画


   

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 三原市の帝人三原事業所敷地(円一町)の整備計画について、市は19日、新築移転する南小の体育館と市民向け武道館を一体的な施設として建設する案を市議会全員協議会で示した。議員からは学校管理や児童の安全面を不安視する声が出た。

 案では、敷地の北側に、1階が武道館、2階が同小体育館となる2階建て施設をつくる。北側の三原リージョンプラザとの連絡通路も設ける。

 市は、同プラザの指定管理者に管理を委託する方針で、平日の昼間以外は体育館も一般に貸し出す。議員からは「小学校に誰でも出入りできる状態になるのでは」「学校長だけで管理しきれるのか」との指摘が出た。市教委は武道館の施設と体育館の通路を隔てる扉を設けると答えた。

 校舎は体育館の南に4階建てで整備し、2014年4月の開校を目指す。事業所敷地の南側には、13年8月の開所を予定する港町、宮沖、和田の3保育所の統合保育所を建設する。(和泉恵太)

(2012.3.20)


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