中国新聞


池田小など開発教材、矢野西小で活用
安全ソフトに児童真剣


   

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安全ソフトの問題の回答をパソコン画面に打ち込む児童

 広島市安芸区の矢野西小は18日、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)などが開発中の安全教育の教材ソフトウエアを使ったモデル授業を始めた。この日は5年生対象で、19日に4年、25日に2年の各1クラスを予定する。

 モデル授業には5年1組の29人が出席。コンピューター教室でパソコンの前に座り、担任教諭たちの指導を受けて操作した。「1人ででかけるとき、おうちのひとと約束すること」の問いに、児童は、じっくりと考えながら画面に三つの答えを書き込んでいた。

 解答で目立ったのは「知らない人についていかない」「行く場所を伝えて遊びに行く」など。中田美帆さん(11)と堀内央輝(ひろき)君(11)は「書いたことは守ろうと思った」と口をそろえた。

 回答は池田小と連携してソフト開発を進める大阪教育大の学校危機メンタルサポートセンターに提出。教材開発に協力する。(中島大)

(2012.6.19)


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