中国新聞


「児童書コーナー」独立で気兼ねなく
下松市立図書館がリニューアル


   

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オープンした図書館の児童図書コーナーで、絵本を読む親子連れ

 下松市立図書館が3日、同市大手町の市民交流拠点施設「ほしらんど くだまつ」1階にオープンした。一般図書と児童図書のコーナーを切り離したり、自動貸出機を設置したりするなどして利便性を向上させた。

 新しい図書館は約2千平方メートルで、隣接地にあった旧施設の約2・5倍の広さ。17万冊を収蔵できる。子どもの声などに配慮し、旧施設で隣り合わせだった児童図書と一般図書コーナーは、南北に切り離した。児童図書コーナーには声を出して親子で本を読める部屋や授乳室、子ども用トイレを設けた。

 利用者が自ら手続きをする自動貸出機や、持ち込んだパソコンをインターネットにつなげられるコーナーも新設。本・雑誌の貸し出し上限は7点から10点に増やした。

 娘2人と訪れた、同市花岡、主婦毛綱(もうつな)仁美さん(30)は「児童コーナーが独立しているので気兼ねなく利用できる。娘にたくさん本を読んであげたい」と喜んでいた。(上木崇達)

(2012.7.4)


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