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「第2寺西小」を新設方針 東広島市
18年4月の開校目指す


   

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1133人が通う寺西小の下校集会。児童はさらに増える見込みで、市は校区に小学校を新設する方針を固めた

 東広島市は、寺西小(西条町寺家)の児童数増加に対応するため、「第2寺西小(仮称)」を新設する方針を固めた。2018年4月の開校を目指し、新年度予算案に調査費などを計上する。

 ▽住宅地造成で児童数増加

 計画では、JR山陽線より北側の寺家地区を候補地とし、約2ヘクタールを購入して校舎やグラウンドを整備する。用地取得や設計など、完成まで約5年かかる見通しで、通学区域の分割などは今後詰める。

 寺西小学校区では、マンションや住宅地の急速な造成が進んでいる。学級数は学校教育法施行規則が望ましいとする適正規模のほぼ倍に当たる35学級。これまでは校舎を増築するなどして対応してきた。

 全校児童も29日現在で市内最多の1133人。市教委は5年後にはさらに1500人規模に膨らむと推計している。

 新設校は01年4月に西条小から分離新設した三ツ城小に続き、36番目の市立小学校となる。西条小は現在も児童数が千人を超えている状態で、市は新設校への一部児童の移動も視野に入れている。(新谷枝里子)

(2013.1.30)


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