中国新聞


閉校の高坂小をコミュニティーホームに 三原市



   

photo
コミュニティーホームに活用される校舎の2階建て部分

 三原市は、3月末で閉校する高坂小(高坂町)の校舎の一部を地域団体の活動拠点コミュニティーホームとして活用する。地元町内会が管理運営し、市が一部委託料を出す。市内では同時に11校が閉校し、跡地利用が課題となっている。住民主体の初の活用例となる。

 鉄筋3階建てと2階建ての校舎のうち、2階建て部分を利用。同小の南約150メートルにある現コミュニティーホームは建物や駐車場が狭いなど利便性が悪く、地元から移転要望が出ていたという。

 移転で広さは現在の約240平方メートルから約360平方メートルに広がる。市は改修設計委託料280万円を、27日開会の市議会定例会に提案する2012年度一般会計補正予算案に盛り込む。

 市まちづくり推進課は「グラウンドや体育館も合わせた活用も見込める。地元と細部を詰め、13年度内に改修を終えたい」としている。(鴻池尚)

(2013.2.26)


【関連記事】
「まるごと教材」エコ校舎 神石高原の三和小、完成から1年 (2012.3.21)
小中全40校に簡易発電機 三原市方針 (2012.2.15)
早期跡地活用、住民訴え 世羅で昨春閉校の6小 (2012.2.5)



子育てのページTOPへ