中国新聞


三良坂中に新小学校舎、15年開校
三次市教委、3校を統合一貫教育


   

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講堂(左側)を取り壊し、新しい小学校の校舎が建てられる三良坂中の敷地

 三次市教委は、2014年末までに三良坂中(三良坂町)の敷地に新しい小学校の校舎を建てる。今ある町内の3小学校を統合し、15年4月に開校する。三良坂中と連携した施設一体型の小中一貫教育に取り組む。

 市教委によると、新校舎は3階建て。中学校舎の東側にある講堂などを取り壊して造る。30人学級を考え、75平方メートルの教室を六つ準備。1階に調べ物をするためのコンピューター室や小中の教職員が一緒に使う職員室などを設けて、2階から上に体育館、家庭科や理科など特別教室を構える。

 ことし7月ごろ着工する予定。市教委は、市の13年度当初予算案に約4億8千万円を盛り込むが、14年度建設分の予算や新校舎の総面積は「調整中でまだ示せない」とする。

 12年度で計166人いる三良坂、仁賀、灰塚の3小学校は15年3月末で閉校し、児童は同4月から新校舎に通うことになる。新校舎から遠い地域の児童は、スクールバスで通う計画。閉校した小学校の活用策は地元住民と話し合って決める。

 白石欣也教育次長は「新しい小学校の制服や校歌をどうするか課題もある。住民の意見も聞きながら計画を進めたい」と話している。(重田広志)

(2013.3.18)


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