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読み聞かせ充実、尾道市立中央図書館が大臣賞
紙芝居上演も評価


   

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中央図書館で、親子連れたちに絵本を読み聞かせる職員(左端)

 尾道市の市立中央図書館が、2013年度の「子どもの読書活動優秀実践図書館」部門で文部科学大臣賞を初受賞した。職員が親子連れたちに絵本を読み聞かせる週2回の「おはなし会」、尾道の伝統芸能や伝説などを題材に尾道市立大生たちと共同制作した紙芝居の上演などの活動が評価された。

 同部門の対象は、子どもの好奇心を育む取り組み。全国の47館が選ばれ、広島県内では唯一だった。4月下旬に東京都内であった「子どもの読書活動推進フォーラム」で表彰された。

 同館はこのほか、約5千冊の蔵書をバスに積み、市内の小学校や保育園、病院など約50カ所へ毎月出向く「移動図書館」も1974年以来、約40年続けている。

 小林哲也館長は「今後も紙芝居の出前上演などを充実させ、子どもが地域の歴史や文化に触れる機会を提供したい」と話した。(木原由維)

(2013.5.9)


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