中国新聞


ボランティアバンクを設立 山口県教委
高校生と受け入れ先つなぐ


 教委高校教育課は高校生とボランティアの受け入れ先をつなぐ「高校生ボランティアバンク」を設立した。高校や施設へ活用を呼び掛け、地域のボランティア活動を促すことで生徒の社会貢献を図る。

 受け入れ先は福祉施設や小中学校など。福祉施設は派遣要請書に活動内容や日時などを記入し県社会福祉協議会を通じて依頼し、同バンクが登録生徒のいる学校に打診しマッチングする。小中学校や公民館は同課のHPにある登録高一覧の高校へ直接要請書を提出し、高校は活動する場合に参加者名簿を同バンクへ提出する。要請書は原則1カ月前までに提出し、生徒は授業日以外に活動する。

 施設の清掃やレクリエーションなどを想定し、28日までに岩国市の岩国総合高生徒会執行部や山口市の西京高ボランティア部など12校189人が登録した。活動後には報告書を提出し、計100時間以上活動した生徒は校長の推薦を経て認証する制度も設けた。

 同課は「生徒が社会の一員であることを自覚し自分自身を高める大きな教育的効果がある。積極的な活用や登録を」と呼び掛けている。(藤田龍治)

(2013.8.29)





子育てのページTOPへ