中国新聞


3小学校跡、活用にめど 三原市大和と久井・八幡
4校が検討中


 学校統廃合に伴い、3月末に閉校した三原市の大和、久井・八幡両地区の9小学校の跡地活用について、市は11日の市議会一般質問で、めどが立っているのは3校にとどまる状況を明らかにした。

 大和では神田、神田東、和木、大草、椹梨の5校、久井・八幡では久井、久井南、羽和泉、八幡の4校が廃校になった。

 久井南は来年4月に認定子ども園が開所することが決定。地元との協議を経て、久井は久井歴史民俗資料館が、八幡は地域団体の活動拠点コミュニティーホームがそれぞれ移設する計画を決めた。

 一方、大草、羽和泉は、地元の総意で活用しないと決めたという。市は、両校の跡地について、民間活用に向けた公募の準備を進める。

 残りの4校について市は、地域が意見集約の住民アンケートをするなど検討中と説明した。また同時期に廃校になった沼北地区の高坂には、コミュニティーホームの移設が決まった。

 市政策企画課は「地元の意見を積極的に取り入れ、利用が見込まれない場合は民間活用を検討したい」としている。(鴻池尚)

(2013.9.12)


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