中国新聞


和木小入札 全8社辞退
外構工事 年度内完成は困難


   

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指名された8業者がすべて入札を辞退し、外構工事の年度内完成が危ぶまれている和木小

 山口県和木町が来春完成を目指していた和木小の外構工事をめぐり、町が入札に参加するよう指名した8社がいずれも辞退し、年度内完成が困難になっていることが9日、分かった。町は同日の町議会総務文教常任委員会で事情を説明。一部の工事を優先して発注し、始業式などに支障が出ないようにする考えを伝えた。

 和木町によると、外構工事は正門から校舎までの通路の舗装や駐車場、フェンスなどの整備など。予定価格は7100万円だったが、8業者は9月24日の入札日までに、請負価格の低さや工期の短さを理由に挙げ辞退した。指名業者がすべて辞退して入札が不調となったのは同町では初めてという。

 町は総務文教委で、「年度内の完成は難しい」と認めた。今後は工事内容に優先順位を付けて精査し、再度入札を急ぐ方針で、工事の分割発注なども視野に入れるとしている。

(2013.10.10)


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