中国新聞


教員資質の向上策研究
山口県教委 11月に2部会設置


 山口県教委は15日、大学・短大教授や小中高校長ら16人が教員の資質向上策を話し合う「県教員養成等検討協議会」の初会合を県庁で開いた。採用試験に合格した大学生を学校現場で研修する制度など、新たな仕組みを考える二つの研究部会の設置を決めた。

 設置する研究部会は「養成・採用」と「現職教員研修」。いずれも11月に設置して新たな研修制度や改善策をまとめ、年明けにある協議会の次回会合に提案する。

 大学生を対象とする研修は、採用試験の合格発表がある9月下旬から翌春までの半年間に実施。学生が県内の小中高校で、授業を受け持ったり児童生徒と触れ合ったりする想定で、詳細を詰める。

 この日の会合では、「小論文や面接で資質をじっくり見極める、新たな採用試験も必要ではないか」などの意見が出た。会長に就いた萩市教委の中村哲夫教育長は「子どもたちのために教員の力をどう高めるか、知恵を出し合いたい」と話していた。(村田拓也)

(2013.10.16)


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