中国新聞


小中6校 ユネスコ認証 熊野
筆づくり学習などに力


 広島県熊野町内の4小学校と2中学校が、地域づくりを担う人材育成など、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の理念を実践する「ユネスコスクール」に認証され15日、町役場で認証プレートの贈呈式があった。

 6校は、町の伝統工芸の筆づくりや地元の筆踊りなどを体験し学ぶ郷土教育に力を入れている。認証により、県ユネスコ連絡協議会が講師を派遣するなどの支援をするほか、中国地区や全国規模の実践発表会へも参加できる。

 連絡協の亀井章会長が各小中学校の校長にプレートを手渡し、代表して荒谷茂樹熊野中校長が「生徒には郷土に誇りを持たせ、国際人として育てたい」などとあいさつした。

 ユネスコスクール(幼稚園、小、中、高校など)は地球規模での持続可能な社会づくりを目指し「自立、協働、創造」ができる人材の育成が目標。9月末現在、同町の6校を含め国内で615校、県内では32校が認証されている。(田中伸武)

(2013.10.16)


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