中国新聞


現地歩き危険チェック
東西条小学区住民ら防災マップ


   

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地区内の危険な場所を現地確認し、地図に書き込む住民たち

 東広島市の東西条小学区の住民たちは19日、現地調査を取り入れた防災マップ作りをした。約120人が参加し、自然災害の起こりそうな場所を点検、避難場所を確認した。

 東西条地区住民自治協議会が企画した。参加者は地区別に16の班に分かれ、危険箇所を回りながら、地図に落とし込んでいった。原比(わらび)川支流域の団地では、1999年6月豪雨時の土石流の経験を教え合い、最寄りの避難場所・経路を話し合った。

 これに先立ち、西条町土与丸の地域センターで、建設コンサルタントの専門家から、雨量、河川水位情報の入手方法などを学んだ。同協議会防犯・防災部会の西生健康(たてやす)部会長(78)は「マップ作りは減災の一つの手段。定期的な訓練もやっていきたい」と話していた。(金山努)

(2013.10.20)


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