中国新聞


障害児指導 7校と提携
尾道特別支援学校 小学校などで助言


   

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特別支援教育の強化に向け、提携を結んだ尾道特別支援学校の服部校長(左から3人目)と市内の小学校長たち

 尾道市栗原町の尾道特別支援学校は28日、市内の小学校など計7校と、スクールサポートネットワーク提携を結んだ。支援学校の教育相談主任が各校を巡回し、知的障害などのある児童生徒への指導を助言する。県内で初の取り組みという。

 7校は栗原、栗原北の両幼稚園と両小、栗原中、尾道商高、尾道市立大。支援学校で提携式があり、各校の校長たち約20人が出席した。代表者6人が提携書に署名、押印した。

 教育相談主任は要望があれば、指導計画などを策定する校内委員会にも出席する。各校は支援学校の児童生徒を学校行事に招き、市立大は教員志望の学生向けに支援学校での実習を組み込むという。

 支援学校は2012年度から、市内の学校などを対象に相談支援を始め、9月末までに教員や保護者から延べ688人の依頼があった。服部秀樹校長(55)は「活動を通じ、個別の障害に応じたきめ細かい指導を共に目指したい」と話した。(木原由維)

(2013.10.29)


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