中国新聞


項目8割 前年度上回る
広島県教委の子ども体力調査


 広島県教委は8日、公立学校の児童・生徒を対象にした本年度の体力・運動能力調査の結果(速報値)を発表した。204の調査項目のうち、82・8%に当たる169項目で前年度を上回った。

 調査は4〜7月、公立学校の小学1年〜高校3年の全児童・生徒計29万681人を対象に実施。握力や反復横跳び、50メートル走など小学生8種目、中高生8種目(一部選択式)を調べた。学年・男女別の204項目に分類し、前年度と比較した。

 全8種目で前年度を上回ったのは、小学3、5、6年の男子、4年の女子、高校3年の男子。小学4年女子は2年連続の達成となった。

 一方、前年度の全国平均を上回ったのは69・6%の142項目だった。県教委スポーツ振興課は「約3割で全国平均に届かなかった。体力の向上に向け、引き続き取り組みを強める」としている。(門脇正樹)

(2013.11.9)


子育てのページTOPへ