ノーマン・カズンズ氏記念碑

ノーマン・カズンズ氏は、米国のジャーナリストで平和運動家。1949年、原爆孤児の精神養子運動を提唱し、ケロイドになった女性たちの渡米手術にも尽力。当時は、原爆孤児を養子として米国に迎えるのは困難だったため、精神的、経済的に援助をする「精神親」を米国中から募り、毎月送金した。64年、広島市の特別名誉市民。90年に75歳で死去。

記念碑は、平和記念公園(中区)そばへの建設を目指し、広島日米協会や広島県医師会などが02年11月、建設委員会(会長・真田幸三広島県医師会長)を設立し、翌03年8月2日に建立した。二つの自然石を使い、肖像のレリーフや著書からの引用文「世界平和は努力しなければ達成できるものではない 目標を明確に定め責任ある行動をとることこそ人類に課せられた責務である ノーマン・カズンズ」が書かれたプレートなどが取り付けられている。