| 豪雨禍 仮設住宅３０戸建設へ／広島市佐伯区 |
豪雨禍 仮設住宅３０戸建設へ／広島市佐伯区
'99/7/10 夕刊
広島市は十日、集中豪雨で住宅の全半壊が相次いだ佐伯区の四カ 所に応急仮設住宅を計三十戸建設し、併せて国家公務員の宿舎も二 十戸程度提供すると発表した。来週中にも入居者を募集する方針。
仮設住宅は、彩が丘小学校北側（河内南二丁目）に六戸、河内第 一公園（五日市町上河内）に十六戸、中郷ちびっこ広場（同所）に 四戸、藤の木中学校予定地（藤の木四丁目）に四戸建設する。プレ ハブ平屋建て約三十平方メートル（二Ｋ、バス・トイレ付き）。八月上旬 から入居できる。災害救助法に基づいて建設し、使用料・敷金は無 料。期間は二年間。
入居できるのは、佐伯区の豪雨被災者で家屋が全壊か、二次災害 の恐れがあって自宅に住めず、自分の資力では住宅確保ができない 人など。選考には、高齢者や障害者などに配慮する。
国家公務員宿舎は楽々園五、六丁目の二十戸程度。四十―四十五 平方メートル（三Ｋ、バス・トイレ付き）。期間は半年間で、使用料・敷 金は無料。今月中に入居できるよう、市が国と協議中。入居できる のは、同区の豪雨被災者で、家屋が全半壊または一部損壊して住め ない人か、二次災害の恐れなどで自宅に住めない人。
佐伯区内では五日市町下小深川の二カ所、五十九世帯、百五十人
にまだ避難勧告が出ている。
