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'13/11/27

佐木島で桜オーナー募る




 三原市の佐木島の住民組織向田区が、桜の名所「塔の峰」に植えるソメイヨシノのオーナーを募っている。リピーターを増やし、島の活性化につなげようと初めて企画した。

 「千本桜」として知られる島南西部の塔の峰の山道沿い。もともとはミカン畑で、耕作放棄地となった斜面約1・5ヘクタールに約100本を来年2月中旬に植える計画だ。

 100本のうち、50本のオーナーを募る。1本につき、苗木や名前入りのプレートなどの費用3千円と年会費千円が必要。何本でも応募できる。草刈りなどの管理は、地元住民が担う。

 オーナーには、島のミカン約5キロをプレゼントする。また、島のコミュニティセンターだよりを定期的に送付するという。奥野悟区長は「桜で島とのつながりを持ってもらい、来訪者を増やしたい」と話す。

 塔の峰は、住民が20年以上前から荒れたミカン畑に桜の苗木計約1200本を植えてきた。近年は、広島市内などから多くのツアー客が訪れ、住民はボランティアでガイドをしている。

【写真説明】ソメイヨシノを植樹する塔の峰




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