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'13/11/29

児童虐待の通告・相談617件



 広島市東区の市児童相談所が2013年度上半期(4~9月)に受けた児童虐待の通告と相談は計617件に上った。前年度上半期の561件より56件増えた。過去最多だった前年度の総計1043件を上回るペースだ。市は全国で深刻な虐待被害が相次ぎ、社会的認識が高まったことで、近隣住民をはじめ家庭外からの通告が増えたとみている。

 28日、市役所であった市要保護児童対策地域協議会の代表者会議で、市こども未来局が報告した。本年度上半期は速報値。

 前年度の相談者または通告者のうち3割強を「近隣・知人」が占め、最多だった。この傾向から、市児童相談所の林義雄相談課長は「虐待への関心が高まっているのが、積極的な相談につながっているのではないか」と説明した。

 会合では、広島県警生活安全部も、県警が把握した県内の児童虐待について報告。本年度上半期は342件(うち広島市159件)で、前年度上半期に比べ77件(同63件)増えた。




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