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核時代と同時テロ
(同 英文)
核時代 負の遺産
テロ報復座談会
アフガン攻撃 米中枢同時テロ
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パキスタンで反核・平和運動 フッドボーイ教授インタビュー |
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2002/02/27

力の支配 限界 理性取り戻せ
昨年九月十一日の米中枢同時多発テロ事件からほぼ半年。アフガニスタンではタリバン政権に代わる暫定政権が誕生した。隣国で核兵器を保有するパキスタンとインドは、テロリストへの報復攻撃で共に米国に協力しながら、国境沿いに大規模な軍隊を派遣するなど、事件以来緊張の度を増している。なお流動的なアフガン情勢。カシミールの領有権をめぐり戦闘を繰り返しては犠牲者の遺体を積み重ねる印パ両国…。こうした状況をパキスタンの内から見つめ、長年反核・平和運動にかかわるカイゼ・アザム大学のパルベイズ・フッドボーイ教授(51)が二十四日、広島市の平和団体の招きで被爆地を訪れたのを機に、アフガン情勢や印パ対立の行方、日本やヒロシマの役割などについて聞いた。
(編集委員・田城明)
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■プロフィル■ |
ペルベイズ・フッドボーイ氏
1950年7月、カラチ市生まれ。69年、米東部のマサチューセッツ工科大学(MIT)に留学。73年に修士号(固体物理学)取得後、首都イスラマバードのカイゼ・アザム大学教授に就任。75年に再びMITで学び、78年博士号(核物理学)取得。同じ教壇に戻り教育・研究活動に当たる傍ら、印パの核武装に反対する論陣を早くから張ってきた。「イスラム教と科学」などの著書のほか、女性、教育問題についても新聞や雑誌に数多く寄稿している。イスラマバード在住。
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