六日営まれる広島市の原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)には各都道府県の遺族代表が参列する。被爆から六十二年。遺族の高齢化を反映し、出席者は三十九人と二〇〇四年と並び最も少ない。四十三歳から最高齢者は八十五歳。取材に応じてくれた遺族に胸の奥底に刻まれた悲しみ、平和を次代に託す決意を聞いた。(敬称略)
2007ヒロシマ