2日 | ビキニ被災 | 三重県御浜町沖で地元ダイバーらが、54年に
ビキニ環礁の水爆実験で被曝(ばく)した第5福竜丸のエンジンを
28年ぶりに引き揚げる |
4日 | 韓国人被爆 | 広島東社会保険事務所が、広島市で被爆した
韓国人元徴用工朴昌煥さんらに、戦時中の厚生年金脱退手当金を支
給。朴さんらは「支給に至った事情の説明も謝罪もない」と受け取
りを拒否 |
5日 | 原爆ドーム | ユネスコの第20回世界遺産委員会が、日本政
府の推薦する広島市の原爆ドームを「世界の文化遺産」に登録する
ことを決定。米は採択を黙認し、戦争遺産に対する取り扱い見直し
を求める。中国は賛否を留保 |
核軍縮 | 世界17カ国の元将軍ら軍事専門家61人が、「核兵器の
存続は平和と安全を危うくする」と警告、核兵器大幅削減などを求
める声明を発表 |
原子力発電 | 原子力安全委員会(都甲泰正委員長)が、非公開
だった本会議、専門部会、審査会の議事や資料を原則公開し、報告
書原案も公開して一般からの意見を求めるなどの情報公開策を決定 |
6日 | 原爆ドーム | 「原爆ドームの世界遺産化をすすめる会」な
どの約20人が世界遺産登録決定を受け、広島市の平和記念公園の原
爆ドーム前で、清水を献水後に「ヒロシマからのアピール」を読み
上げる。原爆資料館や中区役所、百貨店などでは祝賀の懸垂幕を掲
示 |
8日 | 原発事故 | 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏
れ事故から1年。動燃は事故原因について温度検出器の設計ミスと
ほぼ断定 |
10日 | 国連総会 | 国連総会が、97年に核兵器違法性をめぐる国際
司法裁判所(ICJ)の勧告的意見に基づく多国間核軍縮交渉を開
始するよう求める決議、究極的核廃絶を目指す核軍縮促進を求める
決議を採択。日本は多国間核軍縮交渉について棄権 |
遺物 | 「元広島文理科大学の保存を考える会」と「芸備地方史
研究会」が、広島市中区の広島大東千田キャンパスに残る被爆建物
「旧理学部1号館」の保存、活用を求める陳情書を広島県、市に提
出 |
原爆ドーム | 「原爆ドームの世界遺産化をすすめる会」が、原
爆ドーム世界遺産化を記念して広島県民の集いを開く。被爆者ら約
200人が参加 |
12日 | 核軍縮 | 大学教授やジャーナリストらでつくる「非核の政
府を求める会」が、核兵器廃絶に対する政府の姿勢をただす緊急提
言を発表 |
13日 | 被爆展示 | 平岡敬広島市長が市議会で、97年にヨーロッパ
各都市と協力して初めて開く原爆展に被爆資料などの展示を計画し
ていると言明 |
14日 | 核汚染 | 日本ユーラシア協会が、49年8月に旧ソ連で初の
原爆実験が行われたカザフスタン・セミパラチンスクのクルチャト
フ市郊外で、現在も東京の約 770倍の強さの放射能が残っているこ
とが判明した―と現地調査報告 |
16日 | 来訪 | 米ワシントン州のハンフォード核工場周辺の被曝
(ばく)した住民でつくるハンフォード健康情報ネットワーク資料
センター顧問のトリシャ・プリテキン委員長が、広島赤十字・原爆
病院で健康診断を受ける |
17日 | 原子力発電 | 中国電力が建設を計画する上関原発(山口県
熊毛郡上関町)から拡散する温排水が南北2000メートル、東西1300
メートルに及ぶとの予測が明るみに |
24日 | 原発事故 | 福井県敦賀市の敦賀原発で一次冷却水漏れ |
25日 | 原子力発電 | 中国電力が島根原発内に低レベル放射性廃棄
物の処理施設建設計画を発表。県と八束郡鹿島町に事前協議を申し
入れ |