5月 NYの病院で広島乙女会議

1日遺物原爆資料館と被爆建造物調査研究会が、3年がかり で広島市内の被爆建造物を調査した概要がまとまる。現存する被爆 建造物は 108件
2日市民第9条の会ヒロシマ(代表・岡本三夫広島修道大教 授)が、世界平和への道を探る「日米学生平和会議イン・ヒロシ マ」を開く
証人捜し原爆被害者相談所が、被爆者健康手帳を取得するた め証人を探している2人を公表
5日市民広島市内の主婦らでつくる「千羽鶴ピースプロジェ クト」(岩井肇代表)が、ひろしまフラワーフェスティバルに初参 加
6日原水禁・共核兵器廃絶を沿道で訴える「96年国民平和大 行進」(原水協系主催)が、広島を目指して東京・夢の島の都立第 五福竜丸展示館前を出発
7日市民「日朝被爆者交流を進めるヒロシマ訪朝団」(団長 ・石田明全国原爆被爆教職員の会会長)が、朝鮮民主主義人民共和 国(北朝鮮)の被爆者団体と東北アジアの非核地帯を進める共同コ ミュニケに調印したと発表
8日救援・慈善10回を節目に95年に幕を閉じたピースコンサ ートのプロデューサー会議代表の南こうせつさんが、最後のコンサ ートの収益金を広島市に寄付。寄付金累計は利息を含め2億 602万 円に
10日原爆乙女55年、原爆で傷ついた女性たち25人が1年半に 及ぶ渡米治療に臨んだ米ニューヨークのマウント・サイナイ病院 で、「ヒロシマ・メイデンズ(広島乙女)」をテーマに国際会議。 治療を受けた4人の被爆者や執刀医ら約 100人が出席
13日核軍縮CTBT交渉に当たるジュネーブ軍縮会議が再 開。中国の沙祖康軍縮大使が、(1)平和目的核爆発(PNE)の 禁止除外問題で妥協の用意がある(2)6月末交渉妥結と9月条約 調印の日程に同意する―などと、大幅に柔軟姿勢に転じる方針を発 表
16日核実験反響広島県原水協、県被団協(金子一士理事長) など13団体の市民や被爆者ら約50人が、広島市中区の平和記念公園 で中国核実験計画に反対して座り込み
18日自治体平岡敬広島市長が、伊藤一長長崎市長と核廃絶を 訴えるため、CTBT交渉の場であるスイス・ジュネーブに出発
20日自治体広島、長崎市と世界平和連帯都市市長会議(会長 ・平岡敬広島市長)加盟の欧州5カ国6都市が、ジュネーブで会議 を開催。両市長はロシア軍縮大使らにCTBTの実現を要請
原水禁・社原水禁などが8月に広島市で開く「被爆51周年原 水爆禁止世界大会」の広島県実行委員会が、結成総会を開く。「C TBTから核廃絶へ」の大会スローガンを了承
21日平和教育修学旅行で長崎市を訪れた広島市南区の翠町中 と長崎市の山里中の生徒が、平和交流会を開く
核疑惑朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が、朝鮮民 主主義人民共和国(北朝鮮)への軽水炉提供に伴うKEDO側技術 者の領事保護などをめぐる北朝鮮との交渉に合意、議定書に調印し たと発表
23日原発事故科学技術庁が、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」 ナトリウム漏れ事故で、温度検出器さや管の設計ミスが主な事故原 因だとする調査報告書を原子力安全委員会に提出
25日非核三原則非核の政府を求める会(代表・渡辺洋三東京 大名誉教授)の全国総会で、非核三原則の厳守・法制化を政府に要 求していくことなどを申し合わせる
市民「世界平和アピール7人委員会」(事務局長・内山尚三 法政大名誉教授)が、CTBTの年内締結と核兵器禁止条約の早急 な審議開始を求める国際アピールを出す
27日自治体財団法人広島平和文化センターが、発足20周年の 記念式典
29日医療貢献被爆者医療の実績を持つ長崎大医学部(長滝重 信学部長)とベラルーシのミンスク医科大(アレクセイ・クバルコ 学長)が、チェルノブイリ原発事故から10周年を機に、子供の甲状 腺(せん)がんの共同研究などの学術交流を進めようと、姉妹校協 定調印
30日朝鮮人被爆在韓被爆者の沈載烈さんが、国外の被爆者に 健康管理手当が支給されないのは納得できないと、代理人を通じて 広島県に行政不服審査法に基づく審査請求を申し立て。県は「審査 請求になじまない」という理由で受理せず